ブラウンとマレーがスリー7本ずつ、ナゲッツ史上初の一夜
Denver Nuggets インタビュー(2026年10月31日配信)でデイビッド・アデルマンがフェニックス戦の振り返りを語った。
ナゲッツのインタビュー(2026年11月3日)でデイビッド・アデルマンが語った

Denver Nuggets インタビュー(2026年11月3日配信)でデイビッド・アデルマンらがポートランド戦の敗因を語った。
ヘッドコーチのアデルマン、ニコラ・ヨキッチ、ジャマル・マレー、クリスチャン・ブラウンの4人が試合後の囲み取材に応じ、オフェンシブリバウンド21本を奪われた試合を振り返った。第1クォーターに19点に抑えながら逆転を許した敗戦について、全員が「50-50ボール」での敗北を最大の原因に挙げた。
アデルマンはリバウンドで16本差をつけられた試合を厳しく総括した。ポートランドのオフェンシブリバウンドは21本、うちクリンガンが9本を記録している。記者からの「今夜のディフェンスリバウンドの取り組みについてどんな印象か」という質問に対し、アデルマンは「完全にガラス割られた」と切り出した。ポートランドに伝統的なフォワードがいないにもかかわらずガード陣がリバウンドに飛び込んできた点を指摘し、リバウンドの半分は他の選手のマッチアップでのミスが原因だったと分析した。ヨキッチがローテーションで別のポジションに引っ張られ、とくに後半はその穴を突かれたという。結果として相手に15本多くシュートを打たれたことがそのまま敗因になった。
「15本多くシュートを打たれるというのは、ホームで特に恥ずかしい。50/50を制すれば、リードを広げられる。そうすればゲームをコントロールできます」
— デイビッド・アデルマン [00:11]
ヨキッチも同じ問題を挙げた。記者から序盤に11対3でリードしていたリバウンドがなぜ逆転したのかと問われ、クリンガンのような長身の選手にボックスアウトを試みても頭上でボールを掴まれたりティップされたりする場面が続いたと振り返った。まず自分自身の問題でもあるとしつつ、チーム全体の課題だと認めた。
「ボックスアウトしようとしても、相手はもう自分の頭上でボールを掴んでくるわけですよ。チップしたボールも互いにうまくつないでたし、そういう意味ではまず自分の問題でもあるんですけど、チーム全体でのことだったと思います」
— ニコラ・ヨキッチ [11:23]
マレーも「今夜はリバウンドでしたね」と断言した。ようやくディフェンスでストップを取っても、オフェンシブリバウンドからフリースローやスリーポイントを許してしまい、相手にさらに24秒の攻撃機会を与えてしまったと悔やんだ。ブラウンも後半はチーム全体がリバウンドで「気が緩んだ」と率直に認め、自分がエネルギーでチームを引っ張るべきだったと責任を感じていると語った。全員が異口同音にリバウンドの怠慢を敗因の核心に挙げた試合だった。
アデルマンは終盤の攻撃について、ヨキッチとマレーの2人にプレーメイクの負担が偏りすぎたと指摘した。記者から「残り4分の場面で流れを手放した」と問われ、相手がこの2人に3人をぶつけてくる中でボールを受けた他の選手がシュートを打たずにすぐ返してしまう場面が目立ったと答えた。アデルマンはフェニックス戦でブラウンが自信を持ってシュートを打った試合を引き合いに出し、毎試合あの姿勢で臨むべきだと訴えた。
「フェニックスでCBがやったことを見てください。あの夜の彼みたいに、毎晩自分の夜だと思って臨まないといけない。シュートを断って、トラフィックの中に再びドライブするんじゃなくて」
— デイビッド・アデルマン [01:27]
第4クォーターにはコストリーなターンオーバーが2本あり、アデルマンは「2人への負担が大きすぎる」と繰り返した。ヨキッチも記者の質問に対し、チームメイトに求めることとして良いスクリーン、オープンなスポットへの動き、フリーになったら迷わず打つことを挙げた。
「たぶんスクリーンをセットしてよりいいマッチアップを作ってくれること、オープンなスポットに動いてくれて、フリーになったら打ってくれること、そういうことかな」
— ニコラ・ヨキッチ [13:58]
マレーも同様の認識を示した。記者から「チームメイトからどんなサポートがほしいか」と聞かれ、自分がアグレッシブに攻めてもチームの戦術自体は変わらないとしたうえで、ディフェンスの注意を引きつけることで他の選手にスペースが生まれると説明した。
「ただその逆で、自分がより多くのアテンションを引きつけることで、ディフェンスのアジャストを強いて、他の選手へのスペースが生まれてくると思います」
— ジャマル・マレー [18:49]
ブラウンは「みんながお互いを信頼しているんです」と語り、オープンになったら打つという「正しいプレー」を続けることが大事だと強調した。ただし問題の本質はシュートセレクションではなくディフェンスとエフォートの面にあるとも付け加え、そちらの改善を優先すべきだという認識を示した。

敗戦の中でも明るい材料として、アデルマンはマレーのパフォーマンスを高く評価した。記者から活動量やディフェンスエンドでの貢献度を問われ、「去年のシーズン開幕から数えて、今が一番高いレベルでプレーしている」と言い切った。この試合のスタッツはフィールドゴール19本中10本成功、スリーポイント9本中4本、フリースロー11本中11本全成功、6アシスト、5リバウンド、30得点。歴史的なプレーオフでの活躍はあったが、レギュラーシーズンでこれほどフロアゲーム全体が揃っているのは見たことがないという。
「ジャマルは、去年のシーズン開幕から数えて、今が一番高いレベルでプレーしていると思います。歴史的なプレーオフランはありましたが、レギュラーシーズンとしては、フロアゲーム全体が揃っている」
— デイビッド・アデルマン [08:57]
ヨキッチもマレーの出だしについて「シュートも入ってるし、アグレッシブにプレーしてるし、いい判断をしてる」と絶賛した。ただしアデルマンは、マレーへの負担が重すぎる現状を懸念しており、チーム全体の底上げによって「25点で32分しか出ていないのに15点差で勝つ」状態を目標にしたいと語った。マレー自身は、自分がアグレッシブに攻めることでディフェンスの注意が集まり、結果として他の選手にスペースが生まれるという関係を説明しつつも、チーム全体の戦術は変わらないと強調した。

ヨキッチの得点効率、とくにスリーポイントの不調についても質問が飛んだ。この試合は22本中10本成功で、アデルマンは「みんながスーパースターに求めるような『悪い夜』ですからね」と述べ、数字だけ見れば十分な水準だと強調した。まだシーズン6試合というサンプルサイズの小ささを踏まえ、「史上最も効率的なオフェンス選手のひとり」がすぐに調子を取り戻すと信頼を示した。
「正直、なんでかわからないんですけど、練習とかプラクティスゲームでは割と入るんですが、試合になると打てていないんですよね。でもまあ、そのスランプというか、それはある意味恵まれたことで、もっと良くなるための原動力になる」
— ニコラ・ヨキッチ [13:02]
ヨキッチ自身は練習では入るのに試合で入らない状況を率直に認めた。しかしこのスランプを「恵まれたこと」と表現し、何が問題なのか考えるきっかけにもなると前向きに捉えていると語った。アデルマンも、相手の守り方次第でスリーポイントを多く打たざるを得ない試合があるとしつつ、フローターや2ndサイドオフェンスなど別の選択肢を模索する考えを示した。ナゲッツはスリーポイントを大量に打つチームではないが、フリースロー34本中29本成功のようにペイント得点を補完しつつ、スリーポイントの試投数を「30本台中盤」まで増やせれば良いポジションにいけるとアデルマンは見ている。
ブラウンはチーム全体の課題として「一貫性」を挙げた。ファーストレベルのディフェンスには進歩があり、マレーも攻守両面で素晴らしいプレーを見せているが、良いときと悪いときの差が大きすぎるという。声を出すことが足の動きにつながるという持論を語り、「コートに立っているなら疲労は言い訳にならない」と締めくくった。
「一貫性を高めないといけない、これはいつも言っていることですけど、それも自分の責任で、みんながエネルギーを上げて声を出せるようにしなきゃいけない。よく声を出しているときは足も速く動いているんですよ」
— クリスチャン・ブラウン [25:13]
3勝3敗で迎えるシーズン序盤、ナゲッツは水曜日のラプターズ戦でさらに激しいプレッシャーに直面する。アデルマンは「水曜日はこれがもっとひどい形で来る。ラプターズは5人全員で送り込んできて、混乱を作ろうとしてくる」と選手たちに伝えたことを明かした。
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