ギリシャバスケ界で史上最大規模の贈収賄疑惑が発覚
ギリシャバスケ連盟会長リオリオスが逮捕、八百長と贈収賄の疑いで捜査と報道

ギリシャバスケットボール連盟のリオリオス会長ら6人が贈収賄と八百長の疑いで逮捕された。内部告発者2人の証言が捜査の鍵となり、約50試合に不正の疑いがあると報じられている。
Eurohoopsによると、ギリシャバスケットボール連盟(HEBA)のバンゲリス・リオリオス会長を含む6人が贈収賄および八百長の疑いで逮捕された。逮捕者の中には、逮捕直前までユーロリーグで笛を吹いていた現役審判のバシリキ・ツァルーハも含まれている。
捜査は2026年4月、マルーシBCに関する告発がギリシャ検察に届いたことで始まった。捜査関係者の話として、2人の内部告発者が司法取引を求めて当局に出頭し、保護証人として証言したことが捜査の決定的な転機になったと報じられている。
内部告発と押収された現金
捜査では合計9人の証人が聴取を受けたが、スポーツ担当検察官は内部告発者2人の証言を特に重視したという。2人はかつて自らも賄賂を受け取っており、完全な免責と引き換えに証言に応じた。
逮捕者の1人の自宅からは82万ユーロ(約1億3000万円相当)の現金が発見され、正当な収入では説明がつかないとされている。不正の疑いがある試合は約50試合にのぼるが、そのうちトップディビジョンの試合は現時点で2試合にとどまると報じられた。キプロスで行われたギリシャの学校チームによるジュニアの決勝戦も対象に含まれている。
今後の司法手続きと連盟の行方
逮捕された6人は23日に予審判事の前で供述する予定で、判事は起訴するか証拠不十分で釈放するかを判断する。ギリシャ法では、判事が公判まで被疑者の勾留を命じることも可能である。
リオリオス会長が正式に起訴された場合、ギリシャバスケ連盟は15日以内に理事会の決定で後任を選ばなければならない。それが実現しなければ、スポーツ大臣が介入して理事会全体を解任し、新たな選挙を実施する手続きに移る。リオリオスは2021年に初当選し、2026年に再選されたばかりだった。捜査対象となっている贈収賄と八百長は2016年から2026年までの期間に及ぶ。
リオリオス会長の主張とスポーツ省の反応
リオリオスは逮捕前、Eurohoopsを含む6媒体を招いた2時間のインタビューで疑惑を全面否定していた。「審判問題を騒いでいるのは、私が排除した人々だ。利権を失えば、攻撃に転じるのは当然だ」と語っていた。
ギリシャのヤニス・ブルーツィス・スポーツ大臣は声明で「制度的な監視機能が機能していることの証だ」と述べた。今回の捜査は、スポーツ省が設置した八百長対策機関「EPATHLA」が4月21日に検察へ証拠を提出したことがきっかけで始まったと説明している。
なお、既報のとおりギリシャの強豪パナシナイコスは審判問題に関して法的措置を表明しており、今回の大規模捜査はギリシャバスケ界の審判を巡る混乱がさらに深刻化していることを示している。

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