サンダーの大量離脱からレンデボーグ旋風まで――ザック・ロウが語るNBA序盤戦の注目ポイント
The Zach Lowe Show(2026年11月2日配信)でザック・ロウがNBA序盤戦の注目トピックを語った。
The Kevin O'Connor Show(2026年11月5日配信)でケビン・オコナーが語った
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The Kevin O'Connor Show(2026年11月5日配信)でケビン・オコナーがNBAの最新トピックを7つ語った。
後半にはゲームセオリーのサム・ベチーニが加わり、ウォリアーズのルーキー、ヤクセル・レンデボーグの急成長、ポルジンギスの契約をめぐる「抜け穴」問題、アダム・シルバーが前向きとされる48分から40分への試合時間短縮案、そして2027年ドラフトクラスの展望まで幅広く議論した。
シクサーズがピストンズを112-106で下した試合を受けて、オコナーはチーム全体の犠牲心を強調した。タイリース・マクシーは16本中19得点と本調子ではなかったが、ジョエル・エンビードが26得点15リバウンド、ジェイレン・ブラウンが30得点7リバウンドに加え、終盤にケイド・カニンガムへのブロックを決めた。オコナーが注目したのはブラウンの変化で、ボストンからのトレード後、キャッチ&シュートやオフボールのカットなど犠牲的なプレーに徹している点を評価した。
「今年のフィラデルフィアでは、キャッチ&シュートでスリーを沈め、ボールなしでカットし、彼に求められるオフェンス面での細かいプレーをきちんとこなしている」
— ケビン・オコナー [02:02]
ブラウンがマークしたケイド・カニンガムは8本中2本しか決められず、開幕戦から続く守備の強度が際立った。オコナーはボストン時代のエース志向や問題児になるのではという懸念を振り返ったうえで、シーズン序盤2週間の評価を「文句なしのAプラス」と結んだ。
「ボストンからフィラデルフィアにトレードされて、頭がおかしいくらいのパフォーマンスを見せている」
— ケビン・オコナー [03:04]
OKCがキャバリアーズを124-116で下した試合では、SGAが42得点8アシストを記録し、ルーキーのアダイ・マラとハーテンシュタインのツービッグがクリーブランドのジャレット・アレンとエバン・モブリーを圧倒した。オコナーはケニー・アトキンソンHCがシーズン中に解任される可能性に言及しつつ、仮に交代しても根本は変わらないと断じた。
「ハーデンは今季リムでのフィニッシュが21本打って8本。21分の8で、しかもリムへのアタックはシュートの約5分の1しかない——ほぼキャリアワーストの水準です」
— ケビン・オコナー [08:13]
ジェームズ・ハーデンのリムアタック減少に加え、エバン・モブリーはスリーを48%で決めているものの、OKC戦2試合では9本中2本にとどまり、ドリブルからのクリエイションにも進歩が見られないとオコナーは指摘した。ベンチもペイトン・ワトソンの離脱を含め改善されておらず、「ミッチェルとハーデンは問題のあるバックコート、モブリーとアレンも問題のあるフロントコート」とロスター全体に構造的な欠陥があるとの見方を示した。
ウェンバンヤマがマーベリックス戦で52得点24リバウンドを記録した。オコナーが着目したのはそのシュート内訳で、27本中16本がリム付近からの試みだった。サンアントニオはロブパスを何本も放り込み、ウェンバンヤマもオフェンシブリバウンドでペイントに入り続けた。オコナーはこの姿を「理想のウェンビー」と表現し、制限区域の中にどれだけ入れるかが鍵だと強調した。
「27本のシュートのうち16本がリムでの試みだ。僕にとっては、これがウェンビーの理想形——できるだけ制限区域の中に入れていくこと」
— ケビン・オコナー [10:14]
一方、今季のジャンプショット成功率は25.6%と低迷しており、52得点をあげた試合でも11本中3本にとどまった。それでもオコナーはペイントの真ん中でホットステップ気味に動きながらシュートを作り出した場面に成長のサインを見出した。前週に「ウェンビーはミッドレンジでの創造力が頭打ちではないか」と発言していたが、マーベリックス戦はその反論になったと認めた。このシュートが温まり始めれば平均30点超えは十分射程内だと語り、まだ22歳であることを踏まえれば成長の余地は大きいと評価した。
ロケッツは7勝2敗と好調だが、オコナーはプレシーズンから指摘してきた終盤の得点力不足が改善されていないと数字で示した。シュートクロック残り4秒での成功率は33%(昨季36%から悪化)、アイソレーションの効率は17パーセンタイルとさらに下がった。
「エイメン・トンプソン不在のヒューストン・ロケッツはオフェンシブレーティング139.4、ディフェンシブレーティング104.7でプラス34.7だ」
— ケビン・オコナー [18:34]
エイメン・トンプソンがコート上にいるとオフェンシブレーティングは112.1にとどまり、不在時の139.4との差は歴然としている。ディフェンスではプレイヤー・オブ・ザ・イヤー級の貢献をしているとオコナー自身も認めつつ、相手ディフェンスがエイメンを警戒しないことでスペーシングが崩壊する構造的な問題が数字に表れていると分析した。
ウォリアーズのクリスタプス・ポルジンギスが報告すらせずヨーロッパに滞在していると報じられ、ウォリアーズはサービス不提供として約2000万ドルの給与を支払わない方針を取っている。シャムズ・チャラニアの報道では、ポルジンギスはキャリアの終わりに近づいているとされた。ベチーニはこの状況がリーグの公平性にとって問題だと指摘した。
「なんかほぼ抜け穴をウォリアーズが使ってるみたいな気がするんだよね。シャムズが今日『ポルジンギスはキャリアを終わりに向かっている』って表現を使ったじゃない」
— サム・ベチーニ [42:53]
ウォリアーズがポルジンギスに給与を支払っていない以上、その契約をモーゼス・ムーディーなど他の選手と組み合わせてトレードに使えば、事実上コストゼロで2000万ドル級のトレード例外枠を持つことになる。ベチーニは「他のチームに対してあまりにも不公平な優位性」だとし、NBAが確認に乗り出すべきだと述べた。
「ちゃんとお金を払っていて、ジョー・レイコブが実質2000万ドルの超強力なトレード例外枠にお金を払ってるなら、「まあ、クリスタップ・ポルジンギスに2000万ドル使いたいならそれでもいいんじゃない」って感じだよ」
— サム・ベチーニ [46:19]
オコナーも同意し、今後選手が「引退同然だが契約だけ残す」ことでチームに抜け穴を提供する前例になりかねないと懸念を示した。
アダム・シルバーが48分から40分への試合時間短縮に前向きだとマニックスが報じたことを受け、オコナーとベチーニが議論した。オーストラリア在住でFIBAルールの試合を多く観るベチーニは、試合が2時間以内に終わるテンポの良さを評価しつつ、怪我の減少に直結するかには懐疑的だった。
「シーズンはほとんどのチームでまだ7〜8試合しかやってないのに選手が倒れてるわけで」
— サム・ベチーニ [52:19]
ベチーニはシーズン7試合目で選手が次々倒れている現状は試合数の問題ではなく、トレーニングキャンプの短さやコンディショニングの不備が原因ではないかと指摘した。さらに1980年代以降で最多のポゼッション数が選手に要求され、3ポイント率の上昇でカバーすべきフロアが広がっていることが身体的負担を増大させていると分析した。オコナーはコーナースリーの廃止を提案したが、ベチーニはスペーシングへの悪影響やFIBAルールとの乖離を懸念し、まずはキャンプ期間の延長など段階的な対策が現実的だと応じた。
後半はカレッジバスケ開幕に合わせて2027年ドラフトの展望へ移った。ベチーニは全体1位候補のカンザスのタイロン・ストークスをパウロ・バンケーロ級の有望度と評価しつつ、1番オプション時のターンオーバーの多さやシュート力に疑問を残した。フレッシュマンではデュークのブルース・ブランチ(6フィート6、ウイングスパン7フィート1)を全体1位の可能性がある選手に挙げた。
「つまり自分のピックを持っていない5チームのうち4チームは、今まさに優勝を本気で狙っているチームから獲得したピックなんだよね」
— サム・ベチーニ [68:36]
今年はクリッパーズ(OKC保有)、バックス(ニューオーリンズ保有)、ネッツ(ヒューストン保有)、サンズ(ヒューストン保有)など指名権を持たないチームが多く、コンテンダーが上位指名を得る珍しい構図になり得る。ベチーニはジョーダン・スミスJr.を今年最も注目する選手として挙げ、NBAでの比較対象を「クリス・ダンからマーカス・スマート、ドリュー・ホリデーの連続線上のどこか」と位置づけた。
「ドリュー・ホリデーは殿堂入りするだろうし、過去15年でNBAとUSAバスケットボールにおいて最も勝ちに貢献した選手の1人だよ」
— サム・ベチーニ [72:55]
海外組ではバスコニアのステファン・ユクシモビッチ(U18欧州選手権MVP)を2位に置き、1位候補にもなり得ると言及。リターニング組ではアリゾナのイワン・カルチェンコフを最も期待しており、UCLA戦で38得点を挙げシュートフォームの改善が見られたと評価した。一方、欧州の有力若手がNCAAに早期移籍する背景について、ベチーニはカレッジのNILマネー(推定200〜500万ドル)がヨーロッパの6桁台の報酬を大きく上回るためだと分析し、開発戦略よりも経済的な動機が主因だと結んだ。
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