ウルブズがベリンジャーのローテーション定着に期待、フィンチHCが課題と成長を語る
ランドルとリードを放出したウルブズは、2年目のジョアン・ベリンジャーにローテーション入りを期待している。フィンチHCはその積極性を評価しつつ、ファウルの多さなど課題も指摘した。
ティンバーウルブズのインタビュー(2026年10月29日)でクリス・フィンチが語った
チームティンバーウルブズ

Minnesota Timberwolves インタビュー(2026年10月29日配信)でクリス・フィンチHCが試合後の会見に臨んだ。
アンソニー・エドワーズ不在のまま最大24点のビハインドを背負った試合を振り返り、前半のターンオーバーの原因、後半の逆転を生んだセカンドユニットの働き、そしてルディ・ゴベアのオフェンス参加の課題まで幅広く語った。
記者から前半のターンオーバーについて問われたフィンチHCは、攻撃が「ワンパス、ワンアクション、ワンショット」の繰り返しに陥っていたと認めた。ダブルチームに対してドリブルで突っ込み、パスの角度が悪くなる場面が続いたと振り返った。さらに相手のフィジカルにも苦しめられた点に触れ、今シーズンここまではティンバーウルブズの方がフィジカルで上回れていたのに、この試合ではそうならなかったと指摘した。
「前半はワンパス、ワンアクション、ワンショットって感じでしたよね。ダブルチームに突っ込んでパスの角度が悪くなったり、何もないところに無理やり入ろうとしたりで、ターンオーバーが増えてしまった」
— クリス・フィンチ [00:07]
後半はより力強くプレーしてショットを作れたものの、ディフェンス面ではファウルの多さが課題として残った。フィンチHCはステフィン・カリーに16本ものフリースローを打たせた事実を具体的に挙げ、改善が不十分だったと述べた。
「ディフェンスでも少し改善できたんですが、ファウルは多すぎましたね。カリーに16本フリースローを打たせたのを見ればわかると思います」
— クリス・フィンチ [00:07]
前半の単調な攻撃とファウルの多さという二つの問題が重なり、最大24点のビハインドにつながった形になる。
最大24点差からの巻き返しについて聞かれたフィンチHCは、まずディフェンスでストップを取れたことが起点だったと説明した。トランジションでチャンスを作れるようになったうえで、セカンドユニットがボールをシェアし、ボディムーブメントでディフェンスを崩してパスを繋いだことが逆転の原動力になったと語った。
「セカンドユニットがボールをシェアして、ボディムーブメントでディフェンスを崩し、人を見つけてパスを繋ぎ、その連続からいいショットが生まれました」
— クリス・フィンチ [01:06]
具体的にはヨハン、ボーンズ、ジェイレンの3人が第3クォーターにエナジーをもたらした。記者からこの3人のエネルギーについて問われたフィンチHCは、オフェンスの流れの中でプレーしながらハッスルプレーを見せ、セカンドチャンスから得点を生み出したことを高く評価した。この3人の働きがチームを試合に引き戻したとして、第4クォーターの頭もそのまま起用する判断をしたと明かした。
「エネルギーがあって、オフェンスの流れの中でプレーして、ハッスルプレーを見せ、セカンドチャンスから得点を生み出してくれた」
— クリス・フィンチ [04:49]
エドワーズ不在の影響について問われたフィンチHCは、立ち上がりがフラットだったことを認めつつ「言い訳はできない」と言い切った。チーム内で答えを見つけていくしかなく、それができる選手は十分にいるとしながらも、一人ひとりがレベルを上げる必要があると強調した。
2試合前の好パフォーマンスから一転した原因を聞かれると、エドワーズの得点の穴を各自が埋めようと意識しすぎた結果、ショットセレクションが悪化したと分析した。ファーストタッチでディープスリーを打ちに行く場面が続き、それが入らずリズムを完全に失ったという。
「得点の穴っていうのは比較的埋めやすいものなんです。正しいことをやり続けてオフェンスの流れに乗っていれば、みんながその恩恵を受けられる」
— クリス・フィンチ [02:30]
フィンチHCの考えは明確で、得点の穴は無理に個人で埋めに行くものではなく、オフェンスのフローの中で自然と埋まるものだと繰り返した。ラメロ・ボールのターンオーバーについても、相手がダブルチームを仕掛けてくる中でクリーンなパスコースを作れていないことが原因だと述べ、スクリーンやアクションでディフェンスを引き離してボールを助ける工夫が必要だと指摘した。
第4クォーターにトレイ・ライルズをセンターに置くスモールラインナップで大きなランを作った。記者からあのグループの何が良かったかを問われたフィンチHCは、全てのスクリーンでスイッチして守れた点が効果的だったと説明した。
「あのグループは全部スイッチできて、マークマンに体をつけ続けられたのが大きかったですね」
— クリス・フィンチ [03:35]
ライルズ個人についても高く評価した。フロアを広げるだけでなく、次のアクションへのファシリテーターとして優秀で、ヘルプディフェンスもうまいと称賛した。フィンチHCは「バスケットボールの本質を本当によく理解している」とまで述べ、この試合のキープレイヤーだったと位置づけた。
「オフェンスではスペースを広げるだけじゃなく、次のアクションへのファシリテーターとしても優秀で、バスケットボールの本質を本当によく理解している」
— クリス・フィンチ [03:35]
スイッチディフェンスでミスマッチを消しつつ、オフェンスでも起点になれるライルズの万能性が、第4クォーターの逆転劇を支えた形になる。
ルディ・ゴベアが5試合中3試合でフィールドゴール0本という状態について問われたフィンチHCは、チームとゴベア本人の両方に課題があると述べた。チーム側はクリーンな形でゴベアにボールを届けられていないと認め、一方でゴベア自身もキャッチ&フィニッシュの精度を上げる必要があると指摘した。
「クリーブランド戦ではペイント周辺で16回チャンスがありましたが、フィニッシュできませんでした。もう少し力強くゴール下でプレーしてもらう必要がある」
— クリス・フィンチ [04:16]
クリーブランド戦でペイント周辺16回のチャンスをフィニッシュできなかった具体例を挙げたことで、課題が漠然とした印象論ではなく数字に裏付けられたものであることが伝わった。フィンチHCはチーム側も「もっときれいな形で」ゴベアを使えるようにしなければならないと述べ、周囲のサポート改善にも取り組む姿勢を示した。エドワーズ不在の試合で得点力が求められる中、ゴベアをオフェンスに組み込めるかどうかは今後の重要な課題になる。
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