2026年11月6日(金) / 海外一次情報を日本語で、随時更新

グリフィンが400億ドル規模のユーススポーツに警鐘

ブレイク・グリフィンが米国ユーススポーツ産業を批判「NFLの約2倍の収益を子どもから得ている」

記事化
/ 10分前

チームクリッパーズピストンズネッツ

ポッドキャストで語るブレイク・グリフィン
イメージ画像(AI で生成)

元NBAオールスターのブレイク・グリフィンが、米国のユーススポーツ産業が年間約400億ドルの収益を上げている現状を批判し、プライベートエクイティの参入が家庭の選択肢を奪っていると指摘した。

元NBAオールスターのブレイク・グリフィンが、米国のユーススポーツ産業の規模とその構造的な問題について批判的な見解を示した。Sportandoが6日に報じた。

グリフィンは、米国のユーススポーツが年間約400億ドルの収益を生み出していると指摘。「400億ドルはNFLの収益のほぼ2倍だ」と述べ、「プロになれる可能性がほとんどない子どもたちから、プロスポーツ以上の金を生み出している」と問題提起した。

プライベートエクイティの参入に懸念

グリフィンはさらに、ユーススポーツへのプライベートエクイティ(PE)の進出にも言及した。「親にとって、ほかに行く場所がない。PEが子どもたちの遊ぶ場所をすべて買い占めているからだ」と語り、家庭が高額な費用を払わざるを得ない構造が生まれていると訴えた。

PEファンドによるスポーツ施設やユースリーグの買収は近年加速しており、利益追求型の運営が参加費の高騰につながっているとの指摘は米国内で以前から存在する。グリフィンの発言は、こうした議論にNBA経験者の立場から一石を投じた形である。

グリフィンの経歴と発言の背景

グリフィンは2009年のNBAドラフト全体1位でロサンゼルス・クリッパーズに指名された。6度のオールスター選出を誇り、新人王も受賞している。クリッパーズのほか、デトロイト・ピストンズやブルックリン・ネッツでもプレーした。

米国ではユーススポーツの商業化が社会問題として取り上げられる機会が増えている。クラブチームへの参加費、遠征費、専門トレーニング費用などが年々上昇し、低所得層の家庭がスポーツから遠ざけられるという指摘もある。NFLの年間収益が約200億ドル規模とされる中、ユーススポーツがその2倍近い市場規模に達しているというグリフィンの主張は、産業の肥大化を端的に示すものといえる。