ブラウンとマレーがスリー7本ずつ、ナゲッツ史上初の一夜
Denver Nuggets インタビュー(2026年10月31日配信)でデイビッド・アデルマンがフェニックス戦の振り返りを語った。
ナゲッツのインタビュー(2026年11月1日)でキャム・ジョンソンが語った
Denver Nuggets インタビュー(2026年11月1日配信)でデイブ・ヨーガーがチームの現状を語った。
トレボン・ブラザイル、キャム・ジョンソンも取材に応じ、ウイングの怪我人が続く中で急きょ出番を得たブラザイルの成長ぶり、ジャマル・マレーの攻守にわたる負担、そしてチームが段階的に積み上げている守備の原則が話題の中心になった。
シーズン序盤に最も注目を集めているのがトレボン・ブラザイルの台頭だ。ブラザイル自身は開幕前、出場機会がまったく無い可能性も想定していたと明かした。
「シーズン前は、出場時間がゼロになるかもしれないし、第4クォーターの残り2分で急に出されるかもしれないし、どうなるか全くわかりませんでした」
— トレボン・ブラザイル [10:49]
ところがウイングに怪我人が相次ぎ、ブラザイルに出番が回ってきた。OKC戦で初出場した際には5分間で8リバウンドを記録している。記者に「アドレナリンで動いていたのか」と聞かれると、ブラザイルは冷静に答えた。
「アドレナリンで動いていた、という感じではないですね。ただマッチアップを活かしていただけです」
— トレボン・ブラザイル [11:28]
ポイントガードが自分についていてブロックアウトできない相手だったため、ひたすらガラスを叩きに行ってアドバンテージを使ったとブラザイルは説明した。偶然ではなくミスマッチを見抜いた結果だった。ヨーガーもサマーリーグのテレビ中継で初めてブラザイルを見たときからペリメーターでのスイッチ守備ができる点に注目しており、毎試合フィルムで学んで同じミスを繰り返さない成長力を高く評価した。ブラザイル自身が今の自分に厳しくしている部分として挙げたのはリバウンドで、毎試合8本は取れるはずだと語った。アーロン・ゴードンのダンカースポットでの動き方をライブで観察し、ゴードンからは常にアドバイスをもらっていると感謝の言葉を口にした。
アシスタントコーチのヨーガーは、以前は対戦相手としてマレーとヨキッチをスカウティングしていた立場だ。内側から見るマレーのシュート力に衝撃を受けたと率直に語った。
「スクリーンをすごいスピードで抜けてきて、ハンドリングが本当に柔らかくて、26フィート(約8メートル)の位置から打っても毎回入りそうな気がする」
— デイブ・ヨーガー [06:19]
フィルムを見ていて思わず「やばい」と書いてしまうほどだという。記者からはマレーの出場時間の多さについて問われた。ヨーガーはこれまでアーロン・ゴードンがボールハンドリングの負担をある程度分担してきたと指摘し、ゴードン不在の今その分の負荷がマレーにかかっていると説明した。マレーがコートにいない時間のボール運びをどう補うかはまだ発展途上だとの認識を示した。ナゲッツのオフェンスについてヨーガーは「歴史的なレベルで良かった」と表現しつつ、新加入コーチとして用語を覚えるところから始めている状況も明かした。
「私はまだ彼らが使っている言葉を覚えようとしているところです。ヨキッチが今日言っていましたよ、『あのプレーは7年前に始めたやつだ』って」
— デイブ・ヨーガー [01:07]
7年分の継続性と蓄積をチームの強みと見る一方、新加入のコーチとしてはそのすべてを吸収する過程にあることを率直に認めた。
キャム・ジョンソンは、クリスチャン・ブラウンが1試合で7本のスリーポイントを決めた好調ぶりについて聞かれ、その波及効果をチーム全体のスペーシングの観点から分析した。
「7本のスリーを決めるというのはこのリーグでは簡単じゃないことで、スカウティングレポートには必ず『スリーを打ってくる』と書かれることになる」
— キャム・ジョンソン [14:49]
ブラウンの名前がスカウティングレポートに載ることで相手のディフェンスが広がり、フロア上のほかの選手にもスペースが生まれるという構図だ。ジョンソンはフロアの様々な場所で様々な選手がシュートを決められる状態が「プレッシャーの分散」につながると述べた。ジョンソンはまたブラザイルのアスレティシズムについても触れ、プエルトリコでの合同練習で跳躍力やリバウンド力にすぐ気づいたと振り返った。
「ああいう時、彼がパッと行って、両腕を頭の上でバタバタさせるんですよ、カーディーラーの外にある空気で膨らむ人形みたいに。で、ボールを取ってくる」
— キャム・ジョンソン [14:04]
独特の表現でブラザイルの腕の長さとリバウンドへの飛び込みを描写した。
守備面の進捗について聞かれたジョンソンは、82試合のシーズンを通じて段階的にディフェンスを構築していく方針を説明した。現在はボールを正面で止める基本に加え、2つ目・3つ目のアクションへの対応――ピール(剥がし)やスイッチ、ギャップからのクローズアウト――を強化するレイヤーに取り組んでいると明かした。
「ディフェンスでスリーもミドルもレイアップもロブも全部打たれてしまうビュッフェ状態にならないようにする」
— キャム・ジョンソン [15:40]
相手にあらゆる選択肢を与える「ビュッフェ状態」を防ぎ、何を捨てて何を守るかをチームで絞ることが目標だとジョンソンは語った。具体例として、フェニックス戦でデビン・ブッカーにISOでやりたい放題にさせない守り方を挙げた。ジョンソンはさらにマレーのディフェンス面での変化にも言及し、ニューオリンズ戦やフェニックス戦でマレーがディフェンスの強度を上げていると称えた。
「まず彼がポイントオブアタックとか最前線にいることが多い。そして彼がギアを入れると本当に良いディフェンス能力を持っている」
— キャム・ジョンソン [16:32]
先日の試合ではドライブを仕掛けてきた相手のコースを切ってスティールを奪うプレーがあり、ジョンソンはそれを「クイックで、簡単で、良いディフェンス」と表現した。マレーの攻撃面での負担増が注目される中、守備でもチームのトーンを作る姿勢がナゲッツの土台になりつつある。
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