ハリバートンが486日ぶり復帰戦で23得点12アシスト、試合後に涙「戻ってこられた」
ペイサーズのタイリース・ハリバートンが2025年ファイナル第7戦でのアキレス腱断裂から486日ぶりに復帰し、ペリカンズ戦で23得点12アシストを記録。試合後のインタビューでは涙を流しながら復帰の喜びを語った。
ペイサーズのインタビュー(2026年10月17日)でタイリース・ハリバートンが語った

Indiana Pacers インタビュー(2026年10月17日配信)でプレシーズン最終戦後の手応えと課題が語られた。
パスカル・シアカム、タイリース・ハリバートン、ロイド・ピアースHCがそれぞれの視点からオフシーズン加入のイビツァ・ズバッツとの連携を振り返り、ピック&ロール、リバウンド、スペーシング、大型ラインナップなど多角的に現状を整理した。ルーキーのブレイデン・スミスへの評価や、開幕までの5日間の過ごし方にも話が及んだ。
シアカムはプレシーズン序盤に比べてズバッツとの連携が深まってきた実感があると明かした。記者から「直近2試合で2人のプレーが生産的になった印象がある」と問われると、シアカムはズバッツのポジショニングを理解できるようになってきたと応じた。2人で話し合いの場を設け、ツーメンゲームの意識合わせをしたことが転機だったという。
「彼はパスがうまいし、僕もカットの動きをもっと学んでいけば、一緒に楽なシュートをたくさん作れると思うんですよね」
— パスカル・シアカム [01:27]
シアカムは自身のシュートレンジを広げることでチーム全体がさらによくなると語り、ズバッツについて「スマートで、バスケットIQも高い。リバウンドも助かってる」と評価した。ハリバートンも同じ問いに対してボールムーブメントの向上を挙げ、時間が経つほど互いのオフェンス面を引き出せていると手応えを示した。
「どんどんセットを増やして、自然な流れで動けるホットセットも増えてきています」
— タイリース・ハリバートン [05:44]
ハリバートンはオフェンスの人材を考えれば「確実にリーグトップクラスのオフェンスチームになれる」と自信を見せる一方、第2クォーターにディフェンスのレベルが落ちた点を課題に挙げた。ピアースHCはハリバートンとズバッツのピック&ロール、ピッチゲームでの関係がすでにできあがっていると評価し、ズバッツへのフラッシュとピッチからハリバートンがジャンプショットを決める場面を具体例に挙げた。アーロン・ネスミス不在の中でもズバッツがシームレスにフィットしていると述べた。
「ドリュー、タイ、パスカル、アーロンの4人はもう数年一緒にやって化学反応が生まれているし、ズーもそこにスムーズに溶け込んでいます、今のところは」
— ロイド・ピアース [10:31]
ズバッツのリバウンド力がトランジションの機会を増やすという期待の裏で、ハリバートンはガード陣が早く走り出しすぎる問題を率直に認めた。記者がシアカムの「ズバッツのリバウンドでトランジションが出やすくなった」という発言を引き、ハリバートンに同じ感覚があるか尋ねると、利点を認めつつも代償があったと振り返った。
「早めに走り出したいっていう気持ちに引っ張られやすいのは確かです。でも今日はその分、オフェンスリバウンドをけっこう取られてしまいました」
— タイリース・ハリバートン [06:46]
ハリバートンはズバッツを「今まで一緒にプレーした中で一番のリバウンダー」と評価した上で、自分、アンドリュー・ネムハード、ダブルA、ケリーを名指しし、ガード陣全員がボックスアウトを徹底してズバッツがリバウンドを取りやすい環境を作る必要があると述べた。ボックスアウトしながらでも素早くオフェンスへ切り替えられるはずだと語り、翌日のフィルムセッションでこの点を重点的に見ると明言した。
ピアースHCも第2クォーター後半のディフェンスの緩みを問題視した。最初の18分間はリバウンドから速攻につなげられていたが、途中からストロングサイドコーナーを空けてスリーを打たれる場面が出たと指摘した。
「ノっているときでも規律を保たないといけない、それが課題です」
— ロイド・ピアース [11:39]
直近2試合でシアカム、オビ・トッピン、ズバッツが同時に出る時間帯が増えた。シアカムは自身が3番でも4番でもプレーできる柔軟性に触れ、「ジャンボラインナップは大好き」と大型ラインナップへの好感触を語った。
「相手チームが想定していないような見た目を作れるから、僕は好きですね」
— パスカル・シアカム [04:24]
ハリバートンもこの組み合わせを高く評価した。ズバッツにオビとシアカムを加え、残りをケリーかネムハードで構成するラインナップは、ディフェンスで長さがありスイッチもしやすいと語った。オフェンスではシアカムに小柄な選手がマッチアップしたときのミスマッチを狙えると具体的な活用法を挙げ、ポジショナルサイズの面で「これまで所属したどのロスターよりも優れている」と踏み込んだ。
「ディフェンスで長さがあってスイッチもしやすい。オフェンスでは、特にパスカルに小柄な選手がついたときのミスマッチを突けますし」
— タイリース・ハリバートン [08:26]
ハリバートンはさらにズバッツのスクリーンの強さを絶賛した。「あいつ、ちゃんと当たりに行く」と表現し、確実にコンタクトしてくれるため自分がさらにテンポを落として判断できると語った。2人で「ブラインドピッグ」と呼ぶアクション――ビッグにあたってからDHO(ドリブルハンドオフ)で受けるプレー――もうまく形になり始めていると手応えを示した。
「スクリーンですね。あいつ、ちゃんと当たりに行くんですよ。だから僕は少し落ち着いて動けるんです」
— タイリース・ハリバートン [07:33]
ピアースHCはズバッツがベンチに下がった時間帯のオフェンスについて踏み込んだ説明をした。ズバッツは現時点で外からシュートを打たないタイプの5番であり、コートを離れるとスペーシングが大きく変わると語った。
「今のところ彼は5番の中で外からシュートを打たないタイプなので、彼がベンチにいるとスペーシングが変わってきます」
— ロイド・ピアース [12:33]
ズバッツ不在時にはポジショナルサイズと万能性を活かした別の組み合わせを使う方針で、ジェイやラリーのシュートを歓迎すると名前を挙げた。一方でズバッツがコートにいるときはズバッツの強み――スクリーン、ロール、ポケットでのパス判断――を最大限に活かすプレーをさせる必要があると強調した。ズバッツの有無でチームの「アイデンティティ、テンポ、スペーシング」がまったく違うものになると表現し、使い分けの意図を明確にした。
開幕までの5日間について聞かれたピアースHCは、この試合で大きなケガがなかったことを最大の収穫に挙げた。翌日は軽めの調整日とし、日曜はオフ、その後はニューオーリンズ・ペリカンズとの開幕戦に向けたフィルム分析と練習に充てる計画を明かした。
「シーズン中でプレーオフの準備みたいな形で臨める数少ない機会がここで、4〜5日かけてフィルムをたっぷり見て分解して、その後実際にセットを練習できる」
— ロイド・ピアース [13:36]
ピアースHCはこの5日間を「シーズン唯一のプレーオフ準備のような期間」と位置づけ、開幕後はほぼ1日おきに試合が続くため、まとまった準備時間は今しかないと語った。
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