2026年11月4日(水) / 海外一次情報を日本語で、随時更新

NBA試合時間短縮の可能性をマニックスが報告

シルバーコミッショナーが試合時間40分への短縮案に関心か、SI記者が言及

記事化
/ 36分前

チームニックス

TV番組で語るクリス・マニックス
イメージ画像(AI で生成)

スポーツ・イラストレイテッドのクリス・マニックス記者が、NBAのアダム・シルバーコミッショナーが試合時間を48分から40分に短縮する案に関心を示していると報じた。財政面や主力の負担軽減には疑問も残る。

スポーツ・イラストレイテッド(SI)のクリス・マニックス記者が、NBAのアダム・シルバーコミッショナーが試合時間を現行の48分から40分に短縮する案に関心を持っていると明かした。SI TVの番組でレイチェル・ニコルズとの対談中に語ったもので、マニックスは「聞いた話では、シルバーは40分制の考えを気に入っている」と述べた。

ただし、これは正式な提案や制度変更の予告ではない。あくまでコミッショナー個人の関心として伝えられた段階であり、実現に向けた具体的な動きがあるわけではないとみられる。

財政面と競技面の課題

マニックスは短縮案の実現には大きな障壁があると指摘した。まず財政面について「経済的にどう成り立つのか見えない」と語った。NBAの放映権料やアリーナでの収益は試合時間と密接に結びついており、8分の短縮は放送枠やスポンサー収入に影響を及ぼす可能性がある。

競技面でも疑問が残る。マニックスは「スターの出場時間には影響しない。ベンチの選手がさらに出番を失うだけだ」と述べた。試合時間が短くなっても、勝利を追求するコーチが主力の起用時間を大幅に削る保証はなく、結局はローテーション下位の選手の出場機会が減るだけに終わる恐れがあるという見解である。

スター離脱が続く開幕序盤

この議論の背景には、今季も開幕直後からスター選手の離脱が相次いでいる現状がある。サンダーではジェイレン・ウィリアムズ、ケイソン・ウォレス、チェット・ホルムグレンが欠場中で、ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズも膝の手術を受けて戦列を離れている。11月に入ったばかりの時点でこれだけの主力が不在という状況は、リーグにとって深刻な問題である。

マニックスは「後手に回るより先手を打つべきだ」と述べ、怪我の問題への積極的な対策の必要性を訴えた。NBAは4大プロスポーツの中で最もスター選手への依存度が高いリーグであり、「スターが見られないことはNBAにとって大きな問題だ」と強調した。

試合時間短縮の歴史的な位置づけ

NBAの試合時間は48分(各クォーター12分)で、リーグ創設以来変わっていない。一方、国際バスケットボール連盟(FIBA)やNCAAの試合は40分制を採用しており、40分という数字自体はバスケットボールにとって前例のないものではない。しかしNBAが実際にこの変更に踏み切れば、選手の契約、放映権契約、スタッツの歴史的比較など多方面に影響が及ぶため、選手会、オーナー、放送局、ファンのすべてを納得させる必要がある。現時点では議論の入り口にすぎず、具体的な検討段階には至っていないとみられる。