マッカビ共同オーナーのダイツが声明、株主紛争は仲裁へ「エゴを捨てよ」と呼びかけ
マッカビ・テルアビブの共同オーナー、リチャード・ダイツが株主間の経営権争いについて声明を発表。紛争は仲裁に移行し、調停による解決を目指すと表明した。
マカビ・テルアビブ、経営陣の内紛が表面化

マカビ・テルアビブの少数株主リチャード・ダイツが、補強を遅らせているとの指摘を全面否定する声明を発表した。元指揮官ゲルション氏の発言に反論し、オーナー間の対立の経緯を詳述している。
マカビ・テルアビブの少数株主リチャード・ダイツが10月30日付の声明で、自身が新戦力の獲得を妨害しているとの報道を全面的に否定した。Eurohoopsが11月1日に報じた。
ダイツの声明は、元マカビ指揮官ピニ・ゲルションがイスラエル・ハヨムのポッドキャスト「アル・ハバゼル」で語った内容への反論である。ゲルションは、スポーティングディレクターのクラウディオ・コルデベッラが補強候補を特定し資金も確保されているにもかかわらず、ダイツが追加の質問を重ねて手続きを遅らせていると主張した。ただしイスラエル・ハヨムは、ゲルションが根拠とした電子メールは公開されておらず、遅延の原因は独自に確認できていないと付記している。
ダイツは声明で「これはフェイクニュースだと断言できる。事実はむしろ正反対だ」と述べた。
ダイツの声明によると、イッフェ・ルンドベリが10月20日の練習中に負傷した後、代替選手に関する連絡が5日間届かなかった。10月25日にコルデベッラが候補リストを含むメールを送付した時点で、当初の方針はイスラエルリーグから比較的安価な若手を獲得するというものだったという。ダイツはこの方針について相談を受けておらず、シモン・ミズラヒまたは筆頭株主のウディ・レカナティからの指示だったとみている。
ダイツはコルデベッラのメールに3時間以内に返信し、候補の絞り込みと決断を促したと主張する。「実行可能な推薦が必要だ。誰を望むのか、その理由は何か、どう獲得するのかを絞らなければならない」と返答したという。
ダイツは声明の中で、筆頭株主レカナティが58%の株式を保有しており、今夏の全選手との契約はダイツの意見に関係なくレカナティの承認で進められたと述べた。「契約について意見を述べた際も、単に無視された」としている。
さらにダイツは、自身が迅速な補強を支持する姿勢をコルデベッラや他のオーナーに明確に伝えた後になって初めて、ミズラヒとレカナティが選手獲得への準備を表明したと主張。その際の返信には、ダイツ自身のやり取りを含むメールスレッド全体が省略されていたとし、「意図的に偽の筋書きを作ろうとした動きだったのではないか」と疑念を呈した。
ダイツは声明にメールのやり取りを添付したとしているが、選手情報や財務に関する部分は黒塗りにしたという。
この一連の対立は、マカビ・テルアビブの株式保有と経営体制を巡る長期的な紛争の一部である。ダイツは以前の声明で、この紛争が仲裁手続きに向かっていること、また調停も予定されていることを明かしていた。一部の株式取引の有効性についても争点になっているとみられる。
ダイツは声明の結びで「現代のファンは透明性を求めている。マカビはその期待に応える方向へ変わる必要がある。それが信頼と共通の基盤を築く道だ」と訴えた。ユーロリーグの強豪クラブで経営陣の内紛が公の場に持ち込まれる異例の事態となっている。
コメント(0 件)
まだコメントはありません。