2026年10月29日(木) / 海外一次情報を日本語で、随時更新

ウィザーズのインタビュー(2026年10月22日)でトレイ・ヤングが語った

トレイ・ヤングが語る開幕戦逆転勝利とチーム全員の反骨心

記事化
/ 4日前

チームウィザーズ

記者会見で語るトレイ・ヤング
イメージ画像(AI で生成)

Trae Young On The Wizards Performance in Game 1 | 10.21.26 Media Availability

YouTube 公式埋め込み

動画を YouTube で開く

Washington Wizards インタビュー(2026年10月22日配信)でトレイ・ヤングが開幕戦の勝利を振り返った。

第3クォーターまで苦しんだオフェンスが終盤に息を吹き返した経緯、ADへのMVP級の期待、デアンドレ・エイトンのベンチスタートという犠牲、そしてロスター全員が共有する「過小評価への反発心」まで、試合後の囲み取材で幅広く語った。

第4クォーターにショットが落ち始めて流れが変わった

記者会見の冒頭でヤングは、プレシーズンから課題だったオフェンスが開幕戦の序盤でも機能しなかったと率直に認めた。ポイントガードとしてシュートチャンスは作れていたものの、実行のスピードと判断が足りなかったと振り返った。転機になったのは第4クォーターで、いくつかのシュートが決まり始めたことで会場の空気が一変したと説明した。

「第4クォーターに入っていくつかシュートが決まり始めると、会場が盛り上がって、そのエネルギーに乗っていける。それが僕たちのスタイルですよね」

— トレイ・ヤング [00:00]

記者が「第4クォーターこそ自分の生きる場所だと語っていた」と問いかけると、ヤングは幼少期からの信念を明かした。大事な場面で力を発揮することが偉大な選手の条件だと子どもの頃から考えてきたという。

「偉大な選手を偉大たらしめるのが、まさにそういう場面なんですよ。子どもの頃からずっとそう思ってきました」

— トレイ・ヤング [00:43]

ヤングにとって第4クォーターは準備の成果を示す場であり、毎回チームにいいシュートを提供する責任を自覚していると語った。ターンオーバーが1つだけだった点についても、プレシーズンでチームメイトとの連携やボールの届け方、プレーのスピード感を共有したことが実を結んだと説明した。ただし「まだ1試合目」であり、継続が必要だとも付け加えた。

「ターンオーバーをそんなに繰り返さないのは分かってました。まだ1試合目ではありますが、これを続けていかないといけない」

— トレイ・ヤング [02:13]

ADの活躍に「驚きはなかった」、MVP獲得を後押ししたい

ADの開幕戦でのパフォーマンスについて聞かれると、ヤングは「驚きはなかった」と即答した。オフシーズンのワークアウトやプレシーズンでの状態を間近で見ており、チームに対する姿勢や会話の雰囲気から準備が万全であることを感じ取っていたという。

「オフシーズンのワークアウトやプレシーズンでのADの状態を見ていたし、チームに対する姿勢や会話の雰囲気を感じていたから、準備ができているのは分かっていました」

— トレイ・ヤング [01:20]

ヤングはさらに踏み込み、ADにMVPを獲ってほしいと明言した。「プレッシャーをかけたくはない」と前置きしつつも、開幕戦のような試合を続けて勝ち星を積み重ねればMVP候補に入ると断言した。トップ75選手に選ばれた実力者だという評価もあわせて示した。

「ああいう選手が一緒にいてくれるなら、僕は彼にMVPを獲ってほしいと思っています。今夜みたいな試合が続いて勝ち続ければ、当然その候補に入ってくる」

— トレイ・ヤング [01:20]

第3クォーターにADが爆発した場面では、チーム全体で意図的にADへボールを集めたとヤングは明かした。自身もゾーンに入る経験を持つ選手として「最高の光景だった」と振り返り、こうした場面をチームメイトからこれからもたくさん見られると期待を示した。

エイトンのベンチスタートは「誰にでもできることじゃない」

話題がデアンドレ・エイトンに移ると、ヤングはその犠牲的な姿勢を強く称えた。エイトンは2018年ドラフト全体1位指名の選手でありながら、ベンチからの出場という役割を受け入れている。ヤング自身と同じドラフトクラスであり、才能は誰もが認めるところだと前置きしたうえで、その献身性を際立たせた。

「DAは本当に最大の犠牲を払ってくれています。もちろん、ベンチスタートという選択ですよ。彼は僕と同じドラフトクラスの全体1位指名で、才能は誰もが知っている」

— トレイ・ヤング [03:41]

コートに出たときの実力は開幕戦で証明された通りだとヤングは語り、だからこそベンチスタートを受け入れる姿勢・態度・エネルギーのすべてが献身的だと評価した。

「誰にでもできることじゃない。だからこそ彼はこれからもチームに貢献し続けられると思うし、本人が望む限りこのリーグでインパクトを与え続けられると思います」

— トレイ・ヤング [03:41]

ジャスティン・シャンパニエがチーム最高のプラスマイナスを記録した件についても、ヤングは「驚くことじゃない」と語った。ベンチからのスポット起用というもどかしい立場でもポジティブな姿勢を保ち、エイトンと同じ献身的なメンタリティでインパクトを与えられる選手だと評価した。勝利を積み重ねるにはシャンパニエの貢献が不可欠だという認識を示した。

過小評価への反発心はロスター1番から15番まで全員が持っている

練習中にボールを腰に当てて立つトレイ・ヤング
イメージ画像(AI で生成)

試合前にオーナーのテッド・レオンシスが「ADは過小評価されているという意識を持ってプレーしている」と語った件について記者が尋ねると、ヤングはその意識がAD個人にとどまらないと強調した。

「若い選手も多いけど、みんな自分たちに自信を持っているし、積み上げてきた努力を知っている。だから自分たちの扱われ方が気に入らないのは当然です」

— トレイ・ヤング [05:17]

ウィザーズがここ数年どう見られてきたか、選手たちは耳にしているとヤングは語った。AD、ヤング自身、元全体1位指名のエイトンだけでなく、ロスターの1番から15番まで全員が同じ反発心を抱いているという。この感情にはプラスにもマイナスにもなる両面があるとヤングは認めたうえで、プレシーズンのように団結し続ければポジティブなエネルギーに変えられると述べた。

「うまく活かしてプレシーズンみたいに団結し続けることができれば、ポジティブなエネルギーに変えられると思う。1人が突き動かされているんじゃなくて、全員がそうなんです」

— トレイ・ヤング [05:17]

今季のオフェンスについては、多彩でダイナミックだが組み合わせごとのスタイルをまだ模索中だと率直に認めた。一方でディフェンスは過去のチームと違い課題ではなく、ここまで良い出来だと手応えを示した。ヤングとADのケミストリーも試合を重ねるごとに深まると確信しており、「1勝0敗、それだけが全て」と1試合ずつ積み上げていく姿勢で締めくくった。