エンビードが「誰も犠牲になる必要はない」と主張、76ersはセルティックスに敗戦
76ersはプレシーズンでセルティックスに120-125で敗れた。エンビードは試合後、スター選手が犠牲を払う必要はないとの持論を展開し、攻撃は交代制で回せると語った。
76ers開幕戦、レブロンの5番起用はエンビードの発案

76ersの開幕戦でレブロン・ジェームズがセンターとしてプレーした。3ファウルを抱えたエンビード自身の提案で、タウンズとのマッチアップに挑み106-100の勝利につなげた。
フィラデルフィア・76ersは21日(現地時間)、ニューヨーク・ニックスの本拠地で行われた2026-27シーズン開幕戦に106-100で勝利した。前年王者のバナーナイトを台無しにしたこの試合で最大の注目点となったのは、レブロン・ジェームズがセンターとしてプレーした場面だった。
ESPNのデイブ・マクメナミンによると、この起用はジョエル・エンビード自身の提案だった。前半終盤に3つ目のファウルを犯したエンビードが、コーチングスタッフに自らの交代とジェームズのセンター起用を進言したという。
エンビードは試合後、提案の理由をこう説明した。「ファウルの吹き方を考えると、3つ抱えた状態では守備で本来の積極性を出せないと正直に感じた。フロアに残りたかったからこそ、あの形を提案した」。76ersは残り2分13秒で51-46と5点を追う場面でエンビードをベンチに下げ、ジェームズがカール・アンソニー・タウンズのマークについた。前半終了時のビハインドは58-54の4点差にとどまった。
ニック・ナース・ヘッドコーチは、この起用を試合前から検討していたと明かした。「タウンズにフォーの選手をつければ、ジェイレン・ブランソンとのピック・アンド・ロールに対して多様なカバレッジが取れる。長い目で見て非常によかった」と手応えを語った。エンビードはこの戦術を、2024年パリ五輪のアメリカ代表における準決勝セルビア戦にたとえた。あの試合でジェームズはニコラ・ヨキッチを守っている。
試合終盤、76ersが102-98とリードした残り2分の場面でもジェームズの守備が光った。タウンズへの3ポイントラインでのパスを封じると、OG・アヌノビーがコートを横切るパスを投げざるを得なくなり、タイリース・マクシーがこれをインターセプトしてダンクにつなげた。ジェームズは「タウンズはスペースがあれば非常に危険。キャッチの時点で自由を与えないようにした」と振り返った。
ジェームズはNBA24シーズン目の開幕戦で14得点、9リバウンド、7アシストを記録。エンビードは13得点、11リバウンド、6アシスト、3ブロックだった。マクシーはチーム最多の28得点に加え3ブロックを記録し、前半だけで16得点を挙げてチームを支えた。
76ersがこの起用を試す背景には、控えセンターの深刻な不足がある。バックアップのアリエル・フクポルティがプレシーズン初戦でアキレス腱を断裂し今季全休が決まり、ディーン・ウェイドも左足首の負傷で欠場中だ。ESPNのブライアン・ウィンドホーストは、身体への負担からセンター起用に消極的だったジェームズが5番でプレーした事実を、開幕日最大の収穫の一つと位置づけている。
Sportandoによれば、ジェームズ、エンビード、マクシーの3人が同時にコートに立った時間帯、76ersは100ポゼッションあたりで相手を31点上回った。Sportandoは「このトリオが継続的にこの水準を維持できれば、非常に止めにくいチームになる」と評した。ジェームズが主力のバックアップセンターになるわけではないが、ナースと76ersがエンビードの出場の有無にかかわらず柔軟にジェームズの役割を変える姿勢を示したことは、今季のチーム戦術を占ううえで重要な材料である。
レブロン・ジェームズがセンターでプレー、エンビードの提案で開幕戦の守備に新たな選択肢この記事
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